2016年のお知らせ

ウランの回収・再資源化等のための出荷について

2016/12/21

 当社は、過去の操業に由来する、ウランを含んでいる物質(以下、「ウラン残渣」といいます)並びにウランが付着している金属類(以下、「ウラン付着金属」といいます)を、ウラン廃棄物として敷地内で保管管理しています。これらについては、当社において今後長期にわたって保管管理を継続することが大きな課題となる一方、関係自治体や周辺住民の皆さまからは早期に対応するよう、ご要望をいただいております。
 このような中、含まれるウランの濃度が比較的高いウラン残渣(以下、「高ウラン濃度残渣」といいます)およびウラン付着金属については、価値のある核燃料として輸出し海外で実績のあるウランリサイクル事業者(以下、「海外事業者」といいます)によってウランを回収し再資源化するという方法を採用できる可能性があることがわかりました。当社での検討の結果、この方法を本格的に実行していくこととし、関連する許認可の取得などの準備を整えるとともに、本年7月に皆さまに住民説明会の場でご報告しました。
 先般、海外事業者へ向けて初回の出荷を無事に完了し、ウランの回収・再資源化等の取り組みを無事に開始することができましたことをご報告いたします。
 今後も地域住民の皆さまにご安心いただけるよう安全第一で取り組みを進めてまいります。

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